このサイトでは、理学療法士のお仕事体験談をご紹介しています。
理学療法士と一言で言っても、その働き方は人によって様々です。そのため、仕事の関する考えにも人によって違いがあります。
今回は2人目、保育園で働く理学療法士の女性の体験談を見ていきましょう。
30代女性の理学療法士の体験談
保育園での理学療法
少し珍しいかもしれませんが、私は保育園で理学療法士として勤務しています。保育園の中に理学療法を行う部屋というのがあり、そこが私の職場になります。
対象となるのは、保育園に通っているお子さんたちです。お子さんの歩行の仕方や発達の具合に不安を抱いている親御さんは意外に多く、そのような方々に理学療法の観点からアドバイスをしています。
健常なお子さんが多いため何の問題もないこともありますが、中には改善した方が良い箇所のあるお子さんもいて、そういった場合には姿勢や遊び方の指導をしています。
やりがい
障害があるかないかに関わらず、子供の発育に少なからず不安を感じている人はたくさんいます。そういった人たちからの相談に対してアドバイスをし、少しでも改善できたという声が聞けることにやりがいを感じています。
理学療法士の中でもあまり聞かない働き方ではありますが、私は自分の働き方に満足しています。
注意すべきこと
先ほども言いましたが、保育園での理学療法はほとんどが健常な子供へのケアになります。
障害を持つ子供の力になりたいという思いで理学療法士になった人だと、なぜそんなに不安に思うのだろうと疑問に感じてしまうこともあるかもしれません。しかしいくら健常なお子さんでも、親御さんにとっては「少しおかしいかも……」と感じてしまう部分があるのは仕方のないことです。
まずはそのような不安を受け入れるところから始めなければいけません。時には親御さんに対して厳しいことを言う必要のある場面も出てくるため、そのような時にいかに毅然としていられるかというのも重要なことです。
まとめ
こちらの女性は保育園で理学療法士として働いているという、珍しいケースの人でした。
保育園での理学療法は健常な子供を相手にすることが多く、通常の理学療法士の仕事とは心持ちなども変わってくるのかもしれませんね。
働き方によってやりがいや苦労するポイントも違ってくるようです。